こんにちは,ushitaroです。
韓国ドラマの中でも時代劇が好きなushitaroですが,今回紹介するのは,現代系ドラマの「ミセン-未生-」です。
韓国ドラマにありがちな
- 主人公が別の誰かと入れ替わっていた!
- 裏切られ,復讐を果たす!
- 絶対に結ばれない格差のある恋愛!
といった要素はほぼありません笑
主人公の「グレ」はいたって普通の人(というより学歴もなく落ちこぼれの部類)でそんな「グレ」の成長を見届ける作品です。
「ミセン」では学歴差別,女性差別,パワハラ,仕事と子育ての両立など現代社会にありがちな問題を取り上げており,めちゃくちゃ共感できる作品だと思います。
そんな韓国ドラマの常識を打ち破った「ミセン-未生-」の魅力を紹介したいと思います。
この記事で分かること
- ミセンのあらすじ
- ミセンをより一層楽しむポイント
- メインキャストの魅力
目次
1.ミセンのあらすじ
学歴のない主人公「チャン・グレ」が大手総合商社に入って,エリートたちと働き成長していくドラマです。
①アルバイトに明け暮れるチャン・グレ
「グレ」はプロ棋士を目指してたんですが,父親の他界を機にその道を諦め,アルバイトに明け暮れていました。
ある日,母親のつてで大手総合商社のインターンへ参加することとなります。
②自分の無力さを思い知るインターン
満足な社会経験のない「グレ」にとって,インターンは自分の無力さを知る機会となってしまいます。
コピー機の使い方もよく分からず,取引相手が電話で何を言ってるかも分からないなど「グレ」は全く役に立ちません。
また,「グレ」を除くインターン生はエリートばかりで,学歴もなく,ドンくさい「グレ」への風当たりはどんどん強くなります・・・。
しかし,その逆境の中で,がむしゃらに仕事を頑張る「グレ」は随所で光るものを見せ始めます。
③社員になるためのプレゼン試験
インターン生から社員になるためにはプレゼン試験に合格しなければなりません。
プレゼンでは「ハン・ソンニュル」とペアを組むことになりますが,プレゼン前に喧嘩をしてしまい,仲直りすることなくプレゼンに挑むことになります。
プレゼンの課題は「パートナーに物を売る」というもので,「グレ」たちは最初,何を売るのか迷いますが,囲碁で培った経験を活かし,見事プレゼンを成功させます。
④苦悩の日々を送る4人の新入社員
見事,社員となったのは「グレ」「ヨンイ」「ベッキ」「ソンニュル」の4人。
「グレ」のみ配属先がインターン時と同じで他3人は別の部署に入ります。
インターンで優秀だった「グレ」以外の3人ですが,部署が変わったこともあり,なかなか自分の力を発揮できません。
「ソンニュル」は元々現場での仕事を得意としてましたが,デスクワークに対応できません。仕事を押し付ける上司もおり,悩まされます。
「ベッキ」はなんでも1人でこなす上司から頼りにされることなく蚊帳の外。会社のやり方になじめず,自分のプライドを捨てきれません。順調な「グレ」に嫉妬してしまうことも。
「ヨンイ」は女性だからという理由で食事係に・・・。女性を気に食わない上司のパワハラもあり,追い詰められます。
などなど
⑤「グレ」にも先輩社員からの嫌がらせが・・・
3人とは違い,入社してから順調に働いていた「グレ」ですが,1人と問題児が同じ部署に配置換えされてきます。
その問題児は「グレ」をターゲットに嫌がらせを行い,雰囲気の良かった営業3課に暗雲が立ち込めます。
そんな中で問題児に不正が発覚し,「グレ」たちはその不正を暴くことに
⑥「グレ」以外の3人にも転機が・・・
「グレ」以外の3人もずっと同じ状況ってわけでもなく,ちょっとしたきっかけで頭角を現し始めます。
こんな感じで悩みを抱えた新入社員の4人はどのようにして1年目を乗り越えていくのか,そして,同じく家庭のことや仕事のことで悩みを抱えた周りの上司たちもどのように変わっていくのかを楽しむドラマだと思います!
2.ミセンをより楽しむためのポイント
以下のポイントを意識しながら「ミセン」を見ると楽しさが倍増するかも!?
ココがポイント
- 学歴も社会経験もない「グレ」が大手企業でどのように活躍するのか?
- 同期のエリートたちの挫折と成長
- 上司たちにもそれぞれ仕事の育児の両立やお偉いさんとの確執といった問題が・・・
- 心に響く「名言」の数々
3.ミセンのここが面白い
若干のネタバレ含むので,見たくない方は飛ばしてください!
学歴も社会経験もない「グレ」の成長
プロ棋士を目指してた「グレ」は学歴も社会経験もないにも関わらず,母親のつてで大手総合商社のインターンに参加しますが,周りはエリートだらけ。
そんな「グレ」を良く思わないエリートたちにいじめまがいのことをされますが,一生懸命に仕事に取り組み,囲碁で培った機転を利かせてプレゼンを突破し,エリートたちを差し置いて,契約社員としての道を切り開きます。
社員となった後も,上司の不正を暴いたり,驚くような発想で事業を提案したりと随所に活躍を見せます。
同期の3人の挫折と成長
「グレ」の同期「ヨンイ」「ベッキ」「ソンニュル」は学歴もあり,優秀でインターンでも結果を残します。
しかし,社員になると周りの環境が変わりなかなか力を発揮できません。
「ヨンイ」は女性に厳しい職場に配属され,仕事も任されず,雑用ばかりこなす日々。
ですが,真面目に雑用をこなし,徐々に周りの男性の信頼を勝ち取っていきます。
「ベッキ」も自分のやり方を通そうとして,会社のやり方に馴染めません。自分がなんでもできると思っているからこそ,プライドを捨てきれません。
どんどん成長し,会社に馴染んでいく「グレ」に嫉妬を抱き,転職まで考えますが,上司の助言もあり,踏みとどまり,プライドを捨て一生懸命目の前の仕事に挑み成長していきます。
「ソンニュル」はデスクワークに慣れず,なんでも押し付ける上司に悩まされることに・・・持ち前の明るさがどんどんなくなります。
しかし,現場とデスクが対立した際に,現場をよく知っている「ソンニュル」が活躍し,上司をギャフンと言わせることに成功します!
4.ミセン メインキャスト
相関図(引用:ミセン公式サイト)はこちら
チャン・グレ役/イム・シワン
プロ棋士を諦めた学歴のない主人公。
作中では営業3課に配属。
学歴はないものの,囲碁で培った機転を利かせて,先例や規則にとらわれる上司や同僚を驚かせる発想の持ち主。
最初は頼りない「グレ」が成長し,最後にどう変わるのかは必見です。
【出演作品】
太陽を抱く月
赤道の男
王は愛する
オ・サンシク役/イ・ソンミン
なにかと「グレ」を気にかけてくれる営業3課の課長。
実は昔,「グレ」に似たような社員が亡くなる事件があり,その負い目を感じており,専務とは犬猿の仲。
子煩悩で部下を大切にする優しい上司で,実際にいたら大人気でしょう!笑
【出演作品】
マネーゲーム
記憶
ミスコリア
華政(ファジョン)
キム・ドンシク役/キム・デミョン
オ課長の右腕,課長代理の「ドンシク」
パーマが特徴のユーモア溢れる人物で,「グレ」の良い兄貴分って感じです笑
営業3課のムードメーカー役!
アン・ヨンイ役/カン・ソラ
「グレ」の同期となる才色兼備な女性。
ヨンイの配属先は資源2課。
資源課の男性は女性に厳しく,ヨンイも例外なくパワハラまがいのことをされます。
ホントは優秀なのに女性というだけで活躍の場を与えられず,なかなか力を発揮できません。
しかし,小さなことをコツコツこなし,資源課の信頼を勝ち取っていきます。
このように女性差別といった現代社会の問題を反映させているのも「ミセン」の面白さです。
カン・ソラさんは「ドクター異邦人」というドラマに出てたときにめっちゃきれいだな~とか思ってた女優さん!笑
【出演作品】
ドクター異邦人
町の弁護士チョ・ドゥルホ~罪と罰~
チャン・ベッキ役/カン・ハヌル
学歴のない「グレ」に対抗心を燃やすプライドの高い完璧主義者。
↑のように書くとめっちゃ嫌なやつですが,そこまで嫌なやつではないです笑
ベッキの配属先は鋼鉄1課。
初めはなんでも1人でこなす上司と合わず,自分のやり方で仕事をしようとしますが,認めてくれません。
そんな中で自分より下に見ていた学歴のない「グレ」が営業3課で活躍するのを見て,嫉妬をするように・・・。
一時期は転職も考えますが,「グレ」の一生懸命働く姿を見て,次第に自分のプライドを捨て,会社に合った働きをすることで,上司からもだんだん認められていきます。
【出演作品】
花さかりの君たちへ
相続者たち
麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜
ハン・ソンニュル役/ピョン・ヨハン
お調子者で情報通なソンニュル。
ソンニュルの配属先は繊維1課。
現場仕事が得意なソンニュルですが配属されたのはデスクワークを行う繊維1課で,仕事を押し付ける上司に苦労させられます。
ソンニュルもヨンイと同じくパワハラに耐えることに・・・
ピョン・ヨハンさんの出演作品で「六龍が飛ぶ」を先に見たことがあったんですが,全くイメージが違いすぎました笑
「六龍が飛ぶ」では冷酷な暗殺者的なポジションでしたが,「ミセン」では打って変わってお調子者に・・・笑
「ミセン」では所々コミカルな動きしてて楽しかったです笑
【出演作品】
六龍が飛ぶ
5.ミセン まとめ
学歴社会の韓国を反映した「ミセン」の紹介でした。
学歴差別以外にもパワハラや女性差別,仕事と育児の両立などなど一般的な社会問題を取り扱った「ミセン」はみなさんにとっても非常に共感できる作品になっています。
韓国ドラマでは鉄板な復讐や恋愛,入れ替わりとかいった要素が全くなく,いつもと一味違う雰囲気の韓国ドラマを見たい方に「ミセン」はおすすめです!